30周年記念展「ALL OF EVANGELION」:平日の予約状況と混雑具合。かかる時間は?
TVシリーズをリアルタイムで見たときからのファンなので、「ALL OF EVANGELION」は外せないイベント。
当日窓口チケットもあるが、予約して行った。オンラインでチケットぴあで予約したのは12月2日。2日後のチケットを予約したとき、かなり空きがあった。平日のためだろうか。
会場は六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー。ビルの3階でチケットを入場券に引き換え、直通エレベーターで52階へ。到着は指定の時間の15分くらい前だったと思う。時間前だが、入館できた。
会場内は人が少なく、落ち着いた雰囲気。
エントリーすると、宙に浮かぶように設置されたEVA初号機が目に入る。みなと同じくまず撮影。
12時を過ぎると徐々に人は増えてきたが、平日ということもあり、混雑はせずゆっくり鑑賞できる程度。
見終わり、ショップでグッズを購入した時間と合わせ、会場に滞在した時間は、およそ1時間30分ほどだった。
設定画の展示:最初の設定はエレクトラだった? せめてリツコらしく
特に時間をかけたのはテレビシリーズの設定画の展示。
細部まで食い入るように眺めてしまい、ここだけで30分ほど。
現在、テレビ神奈川で再放送中であり、視聴したばかりの本編とシンクロしたのは希有な経験。翌週に放映される予定のマグマダイバーの設定もあり、予習する。
印象に残ったのは、リツコの設定画。どこまで本気なのか分からないが、ナディアのエレクトラさんだった。この設定はスタッフ同士のネタなのだろうか? それとも本当に同じキャラを出すつもりだったのか(スターシステム?) 思わず見入ってしまった。
平日にもらえる来場者特典は、マリのカードだった。後で、家に飾った。
1万カット以上から厳選、ほとんどが初公開。静止した闇の中で、見るセル画
今回の展示で目玉の1つは、セル画の展示である。
ここで公開されているセル画は、
およそ2年にわたり発掘・整理作業を行った未公開のセル画
とのこと。
現存する1万カット以上のセル画の中から厳選されたもので、そのほとんどが初公開。これは見逃せない展示だ。
セル画の展示室は日光の当たらない別区画になっていた。品質保持のためだろう。ここへの入室には入場券の提示が必要だった。
今の時代、セルを見ることができるのは、特別な体験。(昔は、ショップで売っていて買ったりしたものだが)
オーディション音声はTVシリーズと違った! サービス、サービス
TVシリーズのオーディション音声も興味深かった。
レイ、アスカ、ミサト、リツコ、ゲンドウの音声が流れており、本編と微妙に声の調子や芝居が異なる。
- オーディション時の音声も、放映時の「完成版」に近い印象だが、放映されたバージョンとの違いはやはり感じる。声優さんたちが役作りをした結果だろう。
- リツコのセリフは難しい説明のそれ。息継ぎで細かく区切りながら話していて、その後の試行錯誤が感じられた。
- ゲンドウは、あまり本編との差を感じなかった。安定のゲンドウ。
次のコーナーで、すべての次回予告の映像・音声が流れていた。時間をかけて全部視聴した。。どれもミサトの声だが、定番の「サービス、サービス」だけでなく「サービスしちゃうわよ」バージョンもあったのを思い出せた。
劇場版の設定の展示。ヴンダーの初期設定資料は新鮮で、これまであまり目にする機会がなかった分、特に印象に残った。
シン・エヴァンゲリオンの映像制作過程(プリヴィズや役者の演技を元に完成映像を作る工程)については、NHKのドキュメンタリーで一度見た内容ではあったが、改めて展示として見て思い出せた。
ショップと購入したグッズ
ショップへの入場にも入場券が必要だ。
グッズの数は、庵野展の時よりも、作品数が絞られたためかスペースの関係か多くなく、今回は公式図録とピンパッチを購入した。
ピンパッチはATACへの寄付になるとのことで、そういう仕組みに賛同して買った。
図録の価値は 【結論:ファンなら必須】
ショップで買えるグッズの数はそれほど多くないが、図録は別格と言っていい。
ファンなら図録は買うべきだと思う。
この図録の目玉は以下の3点だと思う。
「シン・エヴァンゲリオンのオールナイトニッポン」
ディレクターズカット版 特別再編集(紙上再現)
2021年6月21日、深夜25時からニッポン放送で2時間生放送された
「シン・エヴァンゲリオンのオールナイトニッポン」。
そのプレミア配信されたディレクターズカット版を、紙上で再現した内容が収録されている。
出演は、緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、高橋洋子、長沢美樹(敬称略)。
自分は当時これを聞き逃していたので、テキストでも体験できたのは純粋に嬉しかった。
音響スタッフ3名による鼎談
野口透(効果)、住谷真(録音)、山田陽(台詞演出)の3名による音響鼎談も非常に読み応えがある。
特に印象に残ったのが、
「庵野さんが納得するまでやる。そうすれば、最終的にすごく良くなるって、みんなわかってるんですよ。」
という山田氏の発言。
音響だけでなく、この作品(群)が独特で完成度が高いのか、その理由がわかる気がした。
鶴巻和哉氏インタビュー
「エヴァンゲリオンと歩んだ30年。そしてこれから。」
1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』から、2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで、
すべての制作現場を見続けてきたのは、庵野監督以外では鶴巻さんだけらしい。
長年にわたり庵野監督と並走してきた鶴巻氏の言葉は、重みがある。ファンにとってはこの記事は全部が興味深いと思うが、
「なぜ、これほど長く一緒にやり続けているのか」という質問に対する、
「庵野さんのほうがおもしろいものを作るから。それに尽きます。」
という鶴巻氏の答えには、強く納得した。自分は作品を見るだけですが、同じ気持ちです。
まとめ ALL OF EVANGELION展はおすすめ
展示内容は情報量が多く、TVシリーズの展示も多く、エヴァの古参のファンほど楽しめる構成だと思った。
平日は落ち着いて鑑賞できるので、可能であれば平日がベターだと思う。


コメント