Windows10が期限切れになり Windows 11にアップデート
2025年10月18日、Windows10 からWindows11にアップデートを行った。本来はWindows 10の更新サポートが終了する10月14日以前に行うべきであったが、仕事のスケジュール上、遅れてしまった。
更新サポート終了期限を過ぎていたが、環境を維持したままWindows 11へアップデートできた。
アップデート用のUSBメモリを作成
Microsoftの公式ページ「Windows 11 のダウンロード」https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11 の、「x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」の項目で、Windows 11 ISOをダウンロードした。
容量8GBのUSBメモリに、rufusというツールを用い、Windows11のISOを書き込みをした。この作業は、10分くらいで終わった。ファイルは7GB以上あるのに早いな。
USBメモリを用い、アップデートを開始
このUSBメモリは、ブータブル(起動可能)であった。USBメモリをPCに接続し、再起動した。自分のPCは、起動時にDELキーを押すとBIOSの設定画面になる。接続している(挿してある)USBメモリを指定して、USBメモリからPCを起動した。
ただ、この方法で起動するとクリーンインストールしかできない仕様のようであった。そうすると既存環境を残してのアップデートはできなさそう。
そこでいったんWindows 10を通常起動し、USBメモリ内の setup.exe を実行。これでアップデートの手順に入れた。
ダウンロードとアップデート
最初に「更新プログラムをチェックしています」と表示されたが、タスクマネージャを見ると、その表示のバックグラウンドでファイルをダウンロードしていた。およそ15分ほどかかった。
ダウンロードの速度は50〜70 Mbpsほど出ており、終了後にルーターの管理画面で確認するとダウンロード量は約5GB。USBメモリを用意した意味はあまりなかったかもしれない。
ダウンロードが終了後、アップデート処理が始まった。そのプロセスで、1回だけ再起動が行われた。
はじめてのWindows11
Windows11のログオン画面が表示された。Windows10と同じ、ユーザー名とパスワードを入力するとOSの画面に進んだ。
セットアップ開始からおよそ50分でWindows 11が使える状態になった。
タスクバーが下端に戻った以外は、常駐ソフトやスタートアップ登録しているバッチも問題なく動作。環境はそのままで、Windows11は、ほぼWindows 10の延長のような印象。
カスタマイズと確認
OSの設定を整えたあと、タスクバーを右端に移動するために ExplorerPatcher を導入。
これでタスクバー位置を自在に変更できる。実際に右端へ移すと、常駐ソフトの一部アイコンが隠れる以外はほとんど同じ使い勝手だった。
Windows10で使っていたソフトを起動して不具合がないことを確認した。現在の所、以下のソフトは問題がなく使えている。
- Firefox v144.0
- 秀シリーズ(秀丸エディタ、秀丸メール、秀丸ファイラーClassic、秀丸スタートメニュー)
- ATOK 2017 Ver 30.0.8
- RoboForm V7
- AutoHotkey v1
- Bluewind
- Thinclient
ExplorerPatcherでタスクバーを右端に配置
Windows 11では、標準設定ではタスクバーを画面下部にしか配置できない。以前のように右端に置きたい場合は、フリーソフトの ExplorerPatcher が有効だ。
公式サイト(https://github.com/valinet/ExplorerPatcher
から最新のリリース版をダウンロードしてインストールする。
自動的にエクスプローラが再起動し、右クリックメニューなどが従来のWindows風に切り替わる。
設定画面を開くには、タスクバー上で右クリック →「プロパティ」 を選ぶ。
するとExplorerPatcherの「プロパティ」ウィンドウが開く。
左側のメニューから「タスクバー」を選び 「画面上のプライマリ タスクバーの位置」 を 「右」 に変更するだけで、タスクバーを右端に配置できる。
設定を反映させるためには、ウィンドウ右下の 「エクスプローラーの再起動」 ボタンをクリックしてエクスプローラーの再起動を行う必要がある。
設定は再起動後も保持され、動作も安定している。
常駐アイコンの一部が隠れる点を除けば、Windows 10時代のレイアウトをほぼ再現できた。
まとめ
USBメモリを使ったWindows 11へのアップデートは、結果的に環境をほぼ維持したまま移行できた。
作業時間はおよそ50分、設定や常駐ソフトも引き継がれ、特にトラブルもなし。
タスクバー配置などを調整すれば、Windows 10からの移行も違和感なく済む印象だった。

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